2010年10月31日日曜日

これまた嵐の神奈川県

 26,27,28日の三日間は2年に一度の教団総会というものが池袋のホテルで開かれた。
「投票委員」という補助として、新人牧師は手伝いに駆り出される。色んな意味でなかなかハード。
体と心が疲れた…。

 その28日の夕方に、とあるコンサートに招かれた。中野ゼロホール。その公演の名は
「海軍兵学校77期男性合唱団15周年記念コンサート ~コール77~ 」(!)
 実は、今年の初めに81才になる伯父に作曲を依頼された。その15周年コンサートで歌う歌の詞ができたから曲をつけて欲しいとのこと。そして何度かチャレンジして納得のいくメロディーができた。でも、できあがった曲に多用した「2拍3連」のメロディーが、オジキ達には不慣れなメロディーだったみたいで御苦労をかける。でも、半年かけて随分と練習なさったようで、本番はみごとな歌声だった。81歳の歌声とは思えないハリと元気だった。

ステージに呼ばれて花束を頂き、伯父とハグハグ。ちょこっと照れる(笑)。


 30日はまたまた神奈川県。横浜港南台教会でのチャーチコンサート。ところがこれまたこの時期に「台風」とな(^_^;)
土砂降りの中、お昼前に到着

「いや~、嵐を呼ぶ男ですね~!」

いやはやスミマセン、冗談じゃなく結構あたってます(爆)。
みなさん温かく迎えて下さって嬉しかった。

コンサートを決行するのかしないのか?の問い合わせ電話がたくさん掛ってくる。
でもフタをあけると100人弱の人たちが大集合。この雨の中、本当に感謝感激。
(25日のブログコメントに、もう既に書き込みして下さっている。Thanks ! )
夕方6時ころが最接近のピークだということで、歌っている内に段々と雨足が強くなる。
終盤も終盤、深呼吸を歌っているときにバタバタと一人のビショビショの男の人が入ってくる。
「何かの理由で遅れた人かな?」
なんて思っていたけれど、終了後にスタッフから聞いてビックリ。
その人は偶然その日に新聞の集金に来た人で、コンサートやっているのを見て
「え?陣内大蔵が来てんですか?」
と、急いで参入してくれたんだそうな(笑)。どうりで集金の人みたいな格好してたわけだわさ。
「いや、彼はですね・・・・・」
オイラのことをあまり知らない教会のご婦人に対して、「陣内大蔵」の情報や歴史をたくさん説明してくれていたそうだ(^_^;)
 1,2曲しか楽しんでもらえなかったけども、またの機会にぜひ!待ってます。

というわけで、終了後は電車が止まったり、速度規制がかかったり、大渋滞したりでなかなか大変な世の中。

あれ、来週も神奈川県ですな。すごい連続。

2010年10月25日月曜日

神奈川県連チャン

 23日は相模原市の「和泉短期大学」の学園祭でのコンサート。素敵なチャペルで行われた父母会主催のコンサートには、実に老若男女。お陰さまで盛り上がって、何とか無事に追われた。マハラッティー(馬原美穂)にも感謝!やきそばとトン汁、フランクフルトも美味しかったっす(笑)。
 翌日は、知人夫婦の結婚50周年記念パーティーで横浜市都筑区へ。素敵なご夫婦。半世紀の歴史は凄し。ひとっ節歌わせてもらう。『僕は風 君は空』を聞いて下さった感想は
「今はお互いが『空気』のような存在。人類愛的な同志となりました。」
だった(^。^)。 なるほど。さすが。
 かつて「晴れたら空に豆まいて」で共演したシエスタのお二人も参上されて名演。素敵なパーティーだった。
 ベイサイドの西区のホテルに泊まったあとに武蔵野市へ帰るのに町田経由で帰る。教会メンバーのご婦人がおられる施設に向かう。ご高齢で最近礼拝にお越しになれないので、少々お久しぶりにお会いする。お元気で何より。
 雨が降ったりあがったり。スッキリしない天気のまま、今週は寒くなるそうな。皆様も体調管理にお気をつけあれ!!
 あ、来週も神奈川県。横浜は港南台の教会。

2010年10月18日月曜日

空模様

 昨日は神奈川県の緑園キリスト教会でのチャーチコンサート。とっても響きが良い礼拝堂。たくさんの方々が来て下さって感謝。みなさん優しくして下さった。

「陣さんっ!」
ええ~?おおっ~!懐かしい後輩も足を運んでくれていた!元気そうでなにより。28歳?自分では気づかないかも知れないけど、今きっと最高に良い感性してると思うよ~~~!!
コンサートを続けてると、こういうサプライズ再会が時々あってとても嬉しいもの。



「今日も有難い時間だったなぁ・・・」
そう思いながら振り返ると素敵なシルエットが空に映える。

 明けて日曜は主日礼拝。今日は特別な礼拝で信徒の方が牧師の代わりに講壇に立って下さる日。ご高齢なのにしっかりとしたお話。ジーンときてしまった。ちょうど100周年になるうちの教会だけれども、その歴史の70年近くをご存じの大先輩のご婦人。
「小さな群れだったのにこんな立派な教会が建ったこと、そして私みたいな者がクリスチャンになったこと、この二つが私の知る大きな奇跡です」

 礼拝が終わってから急いで板橋区へ。志村バプティスト教会ということろでチャーチコンサート。これまた多くの方々が足を運んで下さり感謝。僕自身も楽しかった。
 ひとつ面白かったのは、「自転車」で来られる方が多かったこと(笑)。

「いや、この辺の方は自転車を使われる方々が多いんですよ」
ご近所の方々が沢山来てくれたんだ(^。^)。





 ほど良い疲れのまま帰路につくと、これまた綺麗な空。あわててるうちにちょっとタイミングを掴み切れなかったけれど、夕焼け空はご褒美のように綺麗だった。

2010年10月15日金曜日

みせどころ?

         どれくらいぶりなんだろう…。
 父親が結婚式の司式をするのを目の当たりにするなんて。

 普段は着ないガウンを着て、昔からいつも年に何回かの「結婚式」の時は少々スペシャルな感じだった記憶。僕ら子どもたちは、普段目にしない「バージンロード」や「飾り花」なんかに目を奪われるし、何といっても綺麗な花嫁さんに興味深々。そんな中でさっそうと現れる父親。
「病める時も、健やかなるときも・・・ 」
普段の礼拝よりもなんだか格好よい雰囲気で進められていた。
そんな思い出な「司式姿」。

 そして、ひょんなことからつい先日、その父の「司式姿」、現代版(?)を目にした。
父はこの3月で現役の牧師を引退したばかり。意外に思われるかもしれないが、父が講壇に立つのを目の当たりにすること自体、実は僕には随分と久しぶりなのだ。
「ふ~ん。」
たしかに齢を重ねた感じはするけれど、やっぱりその、いわゆる「年季」みたいなものが・・・。新郎新婦にメッセージを語っていたけれど、そこにはリアリティーがあって、ジワっと染みてくるようなものも。
 
少々身贔屓するのには背景がある。実は今、母親が少々足を悪くしている。もともと膝が悪いのだけど、それに加えて最近交通事故にあってしまい車イス状態。毎日リハビリに勤しんで何とか少しずつ「立てる」ようになっているけど、急に生活全般にかかわる大トラブルになってしまった。そんな中、ヘトヘトになりながらも父親が大奮闘しつつ毎日を過ごしている。
「こりゃ信仰のみせどころだねぇ~」
そんな風に子供達にはからかわれつつも、僕にしてみれば「あの父親」が献身的になっているのが失礼ながら少々新鮮。それなりな九州男児的ノリで、どこか時代の風味もあって、つまり「妻に仕える」なんて感じがあんまりしなかったかつての父。しかし最近は、母の抱えかたや車イスの扱いも随分と手慣れてきているし、最初はチラッと口にしていた愚痴の様なものも一切なくなったし・・・。ま、そういう背景を頭によぎらせながら父の結婚式メッセージを聞いていたので、不覚にも(笑) 少々グッと感じてしまったという訳なのだ。

 いわゆる「牧師さん」なんてもんは、自分も含めて、ある意味毎週「机上の空論」のようなことを語っているわけで・・・。でも、そこにどれだけの実存があるのかが聞いている人にも、そして特に語る牧師さん自身にも、きっと問われていることなのだろう。

 そうそう、その式があった九段教会の音の響きはスンバらしく良かった。いつかピンで歌ってみたいものだなぁ。

2010年10月11日月曜日

京都にいるときゃぁ~♪ しのぶーと呼ばれたの~♫ そして松本。

 早朝5時半に ウチをでて京都に向かう。日本キリスト教団京都教会の125周年記念礼拝に招かれたのだ。
 午前中は礼拝のメッセージをまかされ恐縮。午後は背広をカジュアルに着替えてチャーチコンサート。サポートミュージシャンの馬原美穂も登場し、お客さんも沢山の方々が来て下さる。いつぞやの同志社小学校の生徒さんもチラホラ(^。^)。嬉しいね~。

 今回の楽しみは何と言ってもパイプオルガンとのコラボレーション。
 一緒に何かやりましょうということで、パイプオルガニストの柴田操さんとセッション。僕のわがままを聞いていただいて、あの迷曲、あ違った名曲(笑)、「孤独の森」(1988年「PrayingNight」より)を歌わせて頂く。いやはや、かつて夢見たことが実現したかのような瞬間。嬉しかったなぁ・・・。有難う御座いました。はい。

 お陰ですごく盛り上がったコンサートになる。感激!!
皆さんに見送られながら京都教会を後にする。

 そのまま新幹線で名古屋。
そして中央西線の特急「しなの」に乗り換えて松本へ。夜深くに到着。
翌朝はこれまた早起き。FM長野の伊織さんの番組に生出演。午後に行われるチャーチコンサートの宣伝をさせてもらう。
 なんと松本城ではそば祭りが開催中。そういえば2年前に伊織さんとデートした「そばまつり」。 http://fmniori.naganoblog.jp/e429166.html
 今回は時間があったので一人で楽しんだ(笑)。越前のおろし蕎麦と鴨つけ蕎麦を食す。上手い!!
「あと残り10本になりましたよ~。信州牛の串焼きですー!」
その売り言葉に思わず食べちゃう。・・・しかし、しばらくしてその場所を通った時も、同じように
「あと残り10本程ですよ~」
と、のたまっていらっしゃる。やられた・・・(^_^;)
 午後2時から松本カトリック教会でチャーチコンサート。これまた沢山の方々がご来場くださった。オープニングのグレイスクワイヤーも素敵だったし、お客さんのノリも楽しくてアッというまの幸せな時間。FM長野のリスナーの方々はもちろん、「あなたのお父さんの馴染みなのよ」という方、「85歳ですけど、楽しかったわ~」とおっしゃって下さる方までいやはや嬉しい限りのコンサート。お世話になりました。
 んで、帰りの電車は指定がとれたのは19時21分発のあずさ。18時には松本駅に到着したので、もしかして自由席で帰れるかもね、とマハラッティと入場してみる。
 
 でも、やはり・・・。見たことのない松本駅大混雑。そうか、3連休最終日か。トレッキング関係の大人の方々が多い多い。あきらめました。
 あきらめた二人は、一時間ほど時間ができたので、駅構内のお店で「ほろ酔いセット」(1000円)を頂く。
 帰りの車中、アルバム制作中のマハラッティはチラチラ詞を書いたりして頑張っていた(フレ~フレ~!)。オイラはそのまま爆睡・・・。
 今回の歌旅も何とか無事に終えることができて感謝。 協力下さった方々、お会いできた方々、支えて下さった方々、ありがとう~~!  

2010年10月6日水曜日

角野恵津子さん

 すてきな音楽ライターさんだった。随分と世話になった。

 それこそデビューの頃からの付き合いなので20年越え。いわゆる「頼まれ商業ライター」さんの多い中、角野さんは「信念ライター」さんとでもいいますか、感じたものは真っ先に正直に伝えようとしていた方。世間はどうあれ、ご自分の感性に触れたものは責任をもって世に紹介されていた。ここ数年は代官山のライブハウス「晴れたら空に豆まいて」のブッキングも手掛けて、角野さんにしかできないであろうセッションをいくつも実現しちゃっていた。僕自身の最近では、田中一郎さんやインザスープの中尾君、平松愛理さんやシエスタ、榊いずみちゃんや太一さん他、ポイントポイントで世話になっチョリました。その音楽ライター兼「晴れたら空に豆まいて」ブッキングマネージャーの角野恵津子さんが、この3日に天国に行かれたそうだ。とても残念。聞けば夏前から入院なさっていたそうで・・・、でも決してそんな深刻な急展開を予測できる感じではなかったそうなんだけども。うむ、かなり、なかなか切ない。

 僕が生意気盛りの時も、そしてすんごく華やかな時も、またまた地味~に埋もれていた時も、それこそ何も変わらず接してくれた方です。周りがどうあれ、その変わらぬ視線に僕は何度となく安心感を与えてもらったか・・・そんな記憶があります。 それこそ、知らせてもいなかったのにソ~ッと来てくれた復帰ライブや快気ライブ。そんな関わりから近年は色々と実験的に楽しみな企画に巻き込んでくれていた。次も色々と企画を盛り上げようとしていたのに・・・。

 どうか角野さんの魂が平安でありますように、心から今祈っています。
ああ、ホント残念・・・。  

 角野さんー、ありがとう!!

2010年10月4日月曜日

ブーガルー(Bogaloo) でライブー


 友人に依頼されて南新宿のBogalooでライブ。アコースティックなイベントで出演者も多彩。et vous・友利花・HAPPY MARK PARACHUTE・清田哲平・HARU 。なかなか見応え、聴き応えがあったなぁ。

楽屋で静かに耳を傾け ・・・・


会場でビール片手に曲に引き込まれ・・・・

いやはや、みんな才能あるなぁ~。  というか、いい味だしてる。

荒削りとか、不慣れとか、緊張とか、まっ、そういうのが新鮮でいいのだけれど、そういうものの向こう側にある「各々が見ている風景」というか、「それぞれが持っている香り」なんてものを楽しませてもらう。面白~い。アルコールがいい感じで進む進む(笑)。

変に音楽慣れした聴き方でなく、最近はナチュラルに自分が楽しんで聴けるようになったことが嬉しい。

足を運んでくれた方々、サンクスアローット!

出会えた皆さん、またよろしくねん!!