2008年2月13日水曜日

忘れられない1日

11日に上演された『街の歌が聞こえる~僕んちは教会だった~』が無事終わった。想像を超える入場者が来て下さり、昼夜公演あわせて2500人。僕自身も地元宇部にいたときも合わせてこんなに人が溢れている会館ははじめて見た。なんと、これは70年にわたる宇部渡辺翁記念会館の記録更新だそうだ(驚)。それほどたくさんの方々に御覧いただけたのは本当に有り難い話・・・。恐縮千万。
 公演後には原作本の販売コーナーでサイン会をひらいたけれど、それこそご近所のオバちゃんから学校の恩師、先輩・後輩と、様々にかかわりのある方々が声をかけてくださり恥かしいやら嬉しいやら。舞台上の話ではないけれど、少しタイムスリップしたような気分にもなった。遠方からもたくさん駆けつけてくれ、皆さんに感謝。

 秋終わりから具体的に始まった今回の舞台の準備。当初は原作をお借りしたいというだけだったところから紆余曲折あって、自分自身も出演したり曲を書き下ろしたりすることになるとは予想もしていなかった。宇部市の出演者(60人)や制作陣(20人)の皆さんにとっても、一筋縄ではいかなかったここ数ヶ月。特に年明けからはほとんど連日の練習。僕が知りうる限りでも脚本変更は数回では収まらず削除されたり追加されたり、その度にシーンの変更による歌の変更や踊りの変更と、「いいものにしようー!」という気概から最後の最後まで様々なトライが続いた。それゆえ、公演後の皆さんのすがすがしい素敵な笑顔が感動的だった。今回、最終的な形からは想像できない様々な皆さんの苦労が見え隠れしたり、そしてそれを僕自身もホ~ンの少し体感できたのは有り難い経験だった。打ち上げでの皆さんのキレイな涙には「モノヅクリ」の基本を思い起こさせられた。今回、様々な形で交わりがもてた全ての皆さんー、ありがとう~!
これからもがんばって~~!!

 舞台の上のセリフとはいえ「大蔵ぉー!」なんて言葉が出るたびに僕の体の中のどこかで細胞がビクっと反応する。もちろん脚色された部分が多いけれども、色々な箇所が懐かしい懐かしい。それこそ本物の宇部緑橋教会の方々が「あの頃を思い出したよ~」と口々に仰っていた(観客の皆さんや出演者の涙とは少し違って、もしかして多分僕自身はマニアックな場面でウルッときたりてたかもしれない)。

忘れられない1日になった。

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