2008年1月29日火曜日

街の歌が聞こえる・・・

25、26、27日と山口県宇部市に行ってきた。
2月11日に行われる舞台の稽古に参加するため。去年の年末からすでに市民の皆さんの稽古は続けられていて、すでに佳境の様相。市民参加の演劇といいつつも、参加される60人は皆さんそれなりに演劇経験のある上手な方々・・・そんな中に僕というただの演劇素人が入り込んだのだ・・・大変だったなぁ。なんだか使ったことのない神経で緊張するっていう感じ?「歌」さえあれば何でもするんだけども、「ここからあそこへただただ歩いてください」・・・そんな注文にも悩んでしまう(笑)。「じゃぁ、ここでセリフを一言いってください」・・・こんなにおしゃべりなのに一言でつまづいてしまう。いやはや、色んな勉強になった。お昼の1時から夜の10時まで、ブッ通しの2日間稽古だった。

今回東京からの参加は、俳優・串間保さん、演出家・品川さんと田坂さん(彼女はもう一ヶ月近く宇部市に滞在して仕切っている!)、音楽の上田さん。そして現地では事務局の方から舞台さんから音響さん、照明さんから大道具小道具さん、協力してくれるゴスペルクワイヤーの方々、何とか盛り上げようと汗をかいているたくさんの人達・・・。コンサートにも似ているけれど、演劇というのはまた少し違った協力体制で、すっかり圧倒された。写真は今回の舞台の模型。あと2週間で本番。楽しみでもあり、緊張感たっぷりという僕がここにいる。ここまで準備してたった2回公演なんてのはホントもったいない気がするなぁ~。ぜひ皆さん、お見逃しなく。

ま、僕の恥かしい演技は横に置いといて下さいな。

2008年1月21日月曜日

あほ丸出し


富山レコーディングはホントに充実した。
最終便で富山についた僕とエンジニアはそのまま虎平太氏と合流。すぐにコメント取りを一時間。そして小矢部でのレコーディングとシューティング、取材関係の詳細打合せ。少し雪がちらつく中ホテルまで送ってもらう。チラッと回転寿司に寄って遅い夕食。次の日が早いので素早く(でも美味しかった)。
朝八時に出発。レンタカーで小矢部に向い、一時間強で到着。まず機材の確認。セッティング。試運転。あっという間にお昼過ぎ。機材や環境にホンの少し不安があったのでここまでできてまず一安心。さぁ、ここからレコーディング。・・・でも、バタバタと焦っていたせいかナカナカ集中できずに手間取る。コンセントレートってやはり難しいってことを久しぶりに身をもって体感。それなりな自己との戦いを終え、終了したのが19時くらい。気が付けばエンジニアの市川さんも僕も昼ごはんさえ食べていなかったことに気付く。
「なんかとりあえず限界超えたね・・・」
隣りにあるクロスランドホテルで夕食を2人でとり、温泉入ってダウン。朝目覚めると雪が激しく降っている。なんかせかされている気分。午前中はPVの為の歌のレコーディング。2日目なので少し余裕で録音できた。クロスランド山室さんが差し入れてくれた鱒寿司を頬張りながらすぐに今度は映像シューティング。昼前に登場してくれた虎平太氏とセッション。モノ作る人はやはりだんだん欲が出るもので(笑)予定よりもたくさんのショットを取る。そうこうしているうちに午後3時。テレビ・新聞・ラジオ・雑誌の方々が取材に来てくださる。最終便で帰らなければならないので急いで取材。3月のライブに向けていい感じの流れができればいいなと思う。これまたバタバタと機材の片付けをして17時半に出発。空港へ向う。しかし、あれ~?という間に吹雪!前が見えなくなるほどの雪に高速道路はチョイ怖。車を空港で返し搭乗。
「ふぅ、色々と慎重になったけど、いいもの録れてよかった・・・」
2人して飛行機のシートにグッタリと埋まった。

と、そこまでは本当にバッチリ。しかし、羽田についてリムジンバスに乗り込むときにハタと気付く
「システム手帳が無い・・・」
機内に持ち込んだまでは覚えているけど、脱力しすぎたのか、どうも記憶がさだかでない。おまけに富山レコーディングのバックアップデータも一緒だ。バスをキャンセルして空港を走り回る。航空会社、空港センター、いろんなところに問い合わせても見つからず、届けを出してうなだれながら深夜に帰った。そしてここ数日、暗~く落ち込んだ日々を過ごしていた。
「変な被害がなきゃいいなぁ・・・」
レコーディングデータはエンジニア分が無事だったので最悪な状況は免れたものの、10数年使っていたシステム手帳を失くしたのは痛い・・・。何度問い合わせても見つかっていない。どうしよう・・・もう腹をくくって新しい手帳を買った。
と、そこに昨晩電話が!手帳が見つかった!紙袋に入れて機内に持ち込んでいたけれど、その紙袋が荷物入れで倒れて中身が飛び出ていたらしい。自分の座席とは違うところで発見されたそうだ。落し物の数が多いので、届けと照らし合わせるのに時間がかかったとか。とにかくとにかく助かったぁ。感謝感激雨あられ!
「紺の皮のシステム手帳です」
そう届けていたのに
「緑ではないですか??」
と電話で告げられた。手にとって見ると使い込んでていつの間にか皮が変色していた。確かに緑だ(内側は紺のままだけど)。
もう色んな意味で自分のアホさ加減(笑)を目の当たりにさせられた事件だった。

これを機にちょいとこれから気合入れなおすぞっ!と誓った夜・・・

2008年1月17日木曜日

小雪まいちる小矢部にて


サブいっ・・・!

通称(?)「とやま~ず」の方々のお陰もあって、ここのところチャーチコンサートや虎平太まつりなんかで富山には頻繁に訪れている。そしてまた今回も行ってきたのだ・・・。

富山県小矢部市にあるオヤベクロスランド。そこにはセレナホールといういい感じのホールがある。ここ数年何度か訪れている場所。数年前、最初にオヤベクロスランドに訪れた時にそこにあるスタンウェイのフルコン生ピアノに感動した。いや、もちろん僕はクラッシック畑ではないので細かいことは分からないが、とにかく僕というシンガーソングライタープレイヤーにフィットした感じが今までにないグランドピアノだった。そしてまた去年虎平太まつりで訪れた時、やはり再確認できた。
「僕はこのピアノと相性がいいのだっ!」
確信を得た僕はクロスランドの方にそっと相談をした。
「いつかこのグランドピアノを使ってレコーディングしたいです」
・・・ありがたいことに快く承諾してくださっていた。

今回、そんな僕のチッポケでわがままな夢が早くも実現。3/26にリリースする20周年記念アルバムに収録する新曲のピアノのレコーディングをオヤベクロスランドで行うことが出来たのだ。

ギリギリのスケジュールの中をぬって、スケジュールをあわせてもらって行ってきた。やっぱり相性はよかった・・・。いい感じの音が取れたし、ついでに虎平太さんにも映像をとってもらった(ベストアルバムに付く予定のDVDに収める予定)。小雪まい散るオヤベクロスランドで中味の濃い時間を過ごした。

山室さんはじめクロスランドオヤベのスタッフの皆様。ありがとうございましたー!虎平太さんもありがとう御座いました(DVDはきっといい作品に仕上げてくれると信じてますよぉ~~!!)。

2008年1月13日日曜日

パンドラの箱・・・


ベスト盤の準備の為に色々と日々忙しい昨今。先日はデザイナーさんとの打ち合わせ。しかし、レコード会社の倉庫から出てきた僕の写真は段ボール箱2箱以上にもなって、枚数にすると1000枚以上と思われ・・・(違う1,2社にもあるはずだけれども、切りがないので・・・)。数時間に渡るミーティングで方向性はでたものの、結論は出ず。まずはデザイナーさんに御任せすることに。

『陣内さん、これどこでの写真ですか?』
「あ、ハワイです」
「あ、それはイギリスです」
「これってマカオかなぁ~」
「コレはね、香港ですね」

『これ何してるんですか?』
「あぁ、川に浮かんでます」
「飛び上がってるんです」
「それは、、、何してるんだろ??もう忘れてますね~」
etc.

懐かしさを感じる暇もなく大量の写真と格闘した。どんな感性でデザインしてもらえるのか楽しみにしておこう。

20周年を機に、とにかくやれることはやろうと諸々画策している。BBSや頂いた手紙なんかを見ていると、ここにきて久しぶりの方々や初めての方々、色々な想いを盛り上げて下さっている方々に触れる。願わくば、僕のデビュー20周年のこの機会に沢山の出会いや再会、インスパイヤや安心、なぐさめや温もり、etc.とにかく色んな新しさが生まれてくれるといいなぁと考えている・・・


いやしかし、急にサブイ~!上弦の月も凍っている感じ・・・


皆さん、御自愛を!

2008年1月9日水曜日

初仕事


久しぶりに「南青山まんだら」のステージたった6日だった。
やっぱりあの会場の空間は素敵だね。やってても気持ちがいい・・・

今年の初仕事のライブは鈴木トオルさんとのコラボ。
かつて、音楽をやるために大学を夜逃げしようと画策していたちょうどその頃、「LOOK」が学祭にやってきて、関西学院大学の中央芝生でコンサートをしていた。当時、大学の横に住んでいた僕はイソイソと足を運んだことをトオルさんに伝えると「いや実は僕もその頃バンドを辞めようと思ってたんだよ・・・」なんて答えが返って来た。人は見た目では心を読めるもんじゃないなぁ、、、、ステージを見てても全然そんな想像すらしなかった。「じゃぁ、現状に不満を抱いていた男が少なくともアノ場には2人はいたってことですね」と笑いあったけど、そんな風に妙にトオルさんとはすれ違いだけど意外に近いところにいたって感じ。色んな話をしてみると共通の知人から現場から、たくさんの話題におよんで楽屋はすんごく盛り上がった。こういうのって珍しいかもな。

またやりましょ、トオルさん!

2008年1月5日土曜日

新年、おめでとうございます!


明けましたぁー!!

今年の正月は本当に晴天ばかりでとても気持ちがいい。ぼんやりと雲ひとつない瞬間の空を眺めている時間が長かった。思い出したのはウィーンの空。写真はモーツアルトが住んでいたアパートメントでの写真。まぁ、そんなに気取らなくとも、この数日の空には随分と心落ち着かせてもらった(天候が最悪だった地域の方、ごめんなさい)。姪っ子の中学受験の問題を一緒に解いたり(むずかすぃ~)、甥っ子や息子とプラレール大会をしたり、今年の正月はお陰で落ち着いたものになった。

さあ、今年も色々とチャレンジしていきたいぞ。そんなに器用にこなせるかどうかは自信がないけれど、やれるだけやってみよう。さっそく明日はライブだし、2月の舞台用の曲も仕上がった(地元では舞台の稽古が始まったそうだ。僕も月末に一度参加しに行く予定)。なんやかんやと20周年モードで夏前までは忙しくなりそうだ。みなさんどうぞよろしくです!!

諸々丁寧な年賀のご挨拶、感謝。
今年もよろしくお願いしますっ!!